令和6年度 水質概論 問7は、富栄養化指標(窒素・りんの形態など)に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題は、富栄養化指標(窒素・りんの形態など)について述べた記述のうち、誤っているものを選ぶ問題です。植物プランクトンに利用されやすい窒素・りんの形態、硝酸体窒素の毒性、底層の嫌気化に伴うりんの溶出やpHの変化が論点になります。
核心は、硝酸体窒素の毒性です。硝酸体窒素は窒素の形態の中では毒性が比較的低く、毒性が強いのは亜硝酸体窒素やアンモニアです。硝酸体窒素を「毒性が強い」とした記述が誤りになります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(2)(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 植物プランクトンに利用されやすい窒素は、硝酸体窒素・アンモニア体窒素の無機体窒素です。正しい記述です。 |
| (2) | ×(誤り) | 硝酸体窒素は窒素形態の中では毒性が比較的低いです。「呼吸酵素を阻害するなど毒性が強い」は誤りです。 |
| (3) | ○(正しい) | 植物プランクトンに利用されやすいりんは、溶解性のオルトりん酸体りんです。正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 底層水が嫌気化すると、オルトりん酸体りんが底泥から溶出して富栄養化を促します。正しい記述です。 |
| (5) | ○(正しい) | 富栄養化で植物プランクトンの生産が活発になると、湖沼水のpHが上昇します。正しい記述です。 |
硝酸体窒素は、窒素の形態の中では毒性が比較的低いとされます。毒性が強いのは亜硝酸体窒素やアンモニアです。選択肢(2)は硝酸体窒素を「魚類の呼吸酵素を阻害するなど毒性が強い」としている点が誤りです。窒素の形態ごとの毒性の強弱(亜硝酸・アンモニア>硝酸)の取り違えが狙われます。
硝酸体窒素は、窒素の形態の中で毒性が強い?低い?
比較的低いです。毒性が強いのは亜硝酸体窒素やアンモニアで、硝酸体窒素を「毒性が強い」とするのは誤りです。
植物プランクトンに利用されやすいりんの形態は?
溶解性のオルトりん酸体りんです。底層水が嫌気化すると底泥から溶出し、富栄養化を促します。
この問題に関連する用語解説
出典
※ この記事の確認日:2026年6月