令和7年度 大気概論 問10は、大気中の粒子状物質の性質と、吸入されたときの生体への影響に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題は、大気中の粒子状物質の性質と吸入時の生体影響(生体影響を決める要素・成分・粒径と沈着部位・排出機構・指針値)が正しく述べられているかを問う正誤問題です。引っかけの核心は、肺胞に沈着した粒子の排出機構です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(4)(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 粒子状物質の生体影響は、濃度のほか粒径・化学的性質で決まります。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 微小粒子状物質には硫酸塩・硝酸塩・元素状炭素などが含まれます。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 口呼吸では、0.05〜2μmの粒子の気管気管支領域への沈着率は低いです。正しい記述です。 |
| (4) | ×(誤り) | 肺胞には線毛がないため、肺胞沈着粒子は線毛運動では排出されません(マクロファージが処理)。誤りです。 |
| (5) | ○(正しい) | 微小粒子状物質には、環境基準に加えて注意喚起のための暫定的な指針値が示されています。正しい記述です。 |
肺胞には線毛がないため、肺胞領域に沈着した粒子は線毛運動では排出されません(主にマクロファージが貪食して処理します)。選択肢(4)は「肺胞上皮の線毛運動によって呼吸器外へ排出される」としており誤りです。
肺胞領域に沈着した粒子は、線毛運動で呼吸器外へ排出される?
されません。肺胞には線毛がなく、主にマクロファージが処理します。線毛運動は気道(気管・気管支)の排出機構です。
微小粒子状物質(PM2.5)に含まれる主な成分は?
硫酸塩・硝酸塩・元素状炭素などです。生体影響は濃度のほか粒径・化学的性質で決まります。
この問題に関連する用語解説
出典
※ この記事の確認日:2026年6月