公害防止管理者 独学ノート

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令和5年度 公害防止管理者 大気特論 問6を解説|燃焼装置(液体・固体)

令和5年度 大気特論 問6は、液体燃料と固体燃料の燃焼装置に関する問題です。記述のうち誤っているものを選びます。

この問題のポイント

バーナーや流動層燃焼の特徴をまとめて問う問題です。とくにバーナーは、燃料をどう微粒化し、どんな形の火炎をつくるかが種類ごとに異なります。引っかけの核心は、より狭い角度(狭角)の火炎をつくるのはどのバーナーかという点です。高圧気流式と油圧式のうち、より狭角の火炎を形成するのは高圧気流式であり、選択肢ではこの対応が入れ替えて書かれています。バーナーの種類と火炎の広がり方の対応を取り違えないことがポイントです。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)×(誤り)より狭角の火炎をつくるのを油圧式だとする記述が誤りです。正しくは高圧気流式で、狭角・広角の対応が逆になっています。
(2)○(正しい)油圧式噴霧バーナーを戻り油式にすると、油量を絞っても噴霧を保て、油量調節範囲が広がります。正しい記述です。
(3)○(正しい)高圧気流式噴霧バーナーは噴霧媒体に蒸気または空気を使います。正しい記述です。
(4)○(正しい)流動層燃焼では、循環形のガス流速が気泡形より大きいのが一般的です。正しい記述です。
(5)○(正しい)水平燃焼の大形微粉炭ボイラーでは、一般に対向燃焼が採用されます。正しい記述です。

選択肢(1)のポイント(ここが誤り)

高圧気流式と油圧式のバーナーを比べると、より狭角の火炎を形成するのは高圧気流式のほうです。選択肢(1)は、これを「より狭角の火炎をつくるのは油圧式」と取り違えている点が誤りで、二つのバーナーの火炎角度の対応が入れ替わっています。バーナーは霧化の方式によって火炎の広がり方が変わるため、種類と火炎形状の対応を正確に覚えておくことが大切です。

覚え方

  • より狭角の火炎をつくるのは高圧気流式。油圧式と取り違えない。
  • 戻り油式にすると油量調節範囲が広がる
  • 流動層は循環形のガス流速が気泡形より大きい

理解度チェック

Q.

高圧気流式噴霧バーナーは、何を噴霧媒体に使いますか?

蒸気または空気です。これらを高圧で吹き付けて油を細かく霧化します。霧が広がりやすく、火炎は広角になりやすい傾向があります。

Q.

油圧式噴霧バーナーを戻り油式にすると、何が変わりますか?

油量調節範囲が広がります。低負荷で油量を絞っても、戻り油によって噴霧の勢いを保てるためです。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF

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