公害防止管理者 独学ノート

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令和6年度 公害防止管理者 大気特論 問13を解説|排ガス試料採取の材質の組合せ

令和6年度 大気特論 問13は、排ガス試料採取における測定成分と採取管・導管・ろ過材などの材質の組合せに関する問題です。JISに例示されている正しい組合せを選びます。

この問題のポイント

排ガス中の成分を正しく測るには、採取管や導管・ろ過材がその成分と反応したり吸着したりしてはいけません。測りたい成分ごとに、相性のよい材質がJISに例示されています。論点は測定成分と材質の相性で、反応性の高い成分にゴムや樹脂を当てると吸着・反応で値が狂うため不適です。シアン化水素のように、化学的に安定で吸着の少ないガラス系が適する組合せを見抜くのが分かれ目です。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(1)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)シアン化水素にほうけい酸ガラスを当てる組合せは、化学的に安定で吸着が少なく、JISに例示された適切な対応です。
(2)×(誤り)アンモニアにクロロプレーンゴムを当てる組合せは、反応性の高い成分にゴムを使うことになり、JISの例示に合致しません。
(3)×(誤り)塩素にステンレス鋼を当てる組合せは、腐食性の強い成分に金属材を使うことになり、例示された対応として不適です。
(4)×(誤り)ふっ化水素にシリカガラスを当てる組合せは、ふっ化水素がガラスを侵す性質と矛盾し、例示された対応に合致しません。
(5)×(誤り)メルカプタンに硬質塩化ビニル樹脂を当てる組合せは、吸着のおそれがあり、JISの例示に合致しません。

選択肢(1)のポイント(なぜ正しいか)

この問題はJISに例示されている正しい組合せを選ぶ形式なので、正答の選択肢(1)を確認します。シアン化水素のような成分を正確に測るには、採取管などの材質が成分と反応せず、表面に吸着もしないことが条件です。ほうけい酸ガラスは化学的に安定でガス成分を吸着しにくく、シアン化水素の採取に適する材質としてJISに例示されています。一方、他の選択肢はゴムや樹脂・金属を反応性の高い成分に当てており、吸着や腐食・反応で測定値が狂う組合せです。「反応・吸着しにくい材質を選ぶ」という基本に立てば、ガラス系の(1)が残ります。

覚え方

  • 採取管の材質選びの原則=成分と反応・吸着しない材質
  • 反応性の高い成分にゴム・樹脂・金属を当てると吸着・腐食で値が狂う。
  • ふっ化水素はガラスを侵す=ガラス系は不適、と例外も押さえる。

理解度チェック

Q.

排ガス試料採取で、採取管などの材質を選ぶときの基本原則は?

測定したい成分と反応せず、吸着もしない材質を選ぶことです。反応や吸着が起きると測定値が本来より低く出てしまいます。

Q.

ふっ化水素の採取にガラス系材質が向かないのはなぜ?

ふっ化水素はガラスを侵す(腐食する)性質があるためです。ガラスと反応してしまうと正しい採取ができません。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和6年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF

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