令和7年度 大気特論 問5は、気体・液体燃料用のバーナーに関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
バーナーは燃料と空気をどう混ぜて燃やすかで形式が分かれます。あらかじめ混ぜる予混合形は逆火(バックファイア)の危険があり、ノズルの先で混ぜながら燃やす拡散燃焼形は逆火しにくい、というのが基本の対比です。この問題で問われる分かれ目は、油を噴霧する油圧式バーナーの油量調節範囲(ターンダウン比)で、油の一部を戻して流量を変える戻り油形のほうが、戻し機構をもたない非戻り油形より調節範囲が広いという大小関係です。ここを逆に書いた肢が誤りになります。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 部分予混合形では、燃料が空気を吸い込む方式と空気が燃料を吸い込む方式の両方があります。 |
| (2) | ○(正しい) | 拡散燃焼形は先端で混ぜながら燃やすため、逆火の危険性は小さくなります。 |
| (3) | ×(誤り) | 大小が逆です。油量調節範囲は戻り油形のほうが非戻り油形より広いのが正しい関係です。 |
| (4) | ○(正しい) | 高圧気流式バーナーは霧化のための気流が強く、燃焼騒音が大きいことが欠点です。 |
| (5) | ○(正しい) | 回転式バーナーの噴霧角度は、高圧気流式バーナーより大きくなります。 |
油圧式バーナーで負荷に合わせて油量を絞れる幅(油量調節範囲・ターンダウン比)は、油の一部を戻して噴射量を変えられる戻り油形のほうが、戻し機構をもたない非戻り油形より広いのが正しい関係です。選択肢(3)はこれを「非戻り油形のほうが戻り油形より大きい」と大小を逆に書いている点が誤りです。「どちらが調節範囲を広く取れる仕組みか」を考えると、流量を逃がせる戻り油形が有利だと分かります。
逆火の危険が小さいのは予混合形と拡散燃焼形のどちら?
拡散燃焼形です。燃料と空気を先端で混ぜながら燃やすため、火炎が混合気をさかのぼる逆火が起こりにくくなります。
油圧式バーナーで油量調節範囲が広いのはどちらの形式?
戻り油形です。油の一部を戻して噴射量を変えられるため、非戻り油形より調節範囲を広く取れます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月