令和3年度 大気概論 問7は、酸性雨に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題は、酸性雨の原因物質・生成メカニズム・降下のしかたが正しく述べられているかを問う正誤問題です。核心は、硫酸・硝酸が粒子に付着した形で降下する現象の名称——これは「乾性沈着」であって「湿性沈着」ではない、という取り違えです。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(5)(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | 酸性雨の主要な原因物質は硫酸と硝酸です。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | 硫酸・硝酸は、SO2・NOxを先駆物質とする二次汚染物質です。正しい記述です。 |
| (3) | ○(正しい) | 気相のNO2の硝酸への酸化速度は、SO2の硫酸への酸化速度より1桁近く大きいと推定されています。正しい記述です。 |
| (4) | ○(正しい) | 硫酸・硝酸の生成には、気相のOHとの反応・雲霧中の反応・粒子上の反応などがあります。正しい記述です。 |
| (5) | ×(誤り) | 粒子に付着した形で降下するのは乾性沈着です。「湿性沈着」は誤りです。 |
硫酸・硝酸がエーロゾルや粒子状物質に付着した形で地上に降下する現象は「乾性沈着」です。選択肢(5)はこれを「湿性沈着」としており誤りです(湿性沈着は雨・雪・霧などに溶けて降下するもの)。
硫酸・硝酸が粒子状物質に付着した形で地上に降下する現象は、乾性沈着?湿性沈着?
乾性沈着です。湿性沈着は雨・雪・霧などに溶けて降下するものです。
酸性雨の主要な原因物質と、その先駆物質は?
原因物質は硫酸・硝酸で、それぞれSO2・NOxを先駆物質とする二次汚染物質です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月