令和5年度 大気概論 問10は、植物に対する大気汚染物質の影響に関する正誤問題です。誤っているものを選びます。
この問題は、植物に対する大気汚染物質の毒性と被害症状が、物質ごとに正しく対応づけられているかを問う正誤問題です。引っかけの核心は、PANによる植物被害の特徴的な症状です。
※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。
正解:選択肢(3)(誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| (1) | ○(正しい) | オゾンは毒性が比較的強く、小斑点・漂白斑点・色素形成などがみられます。正しい記述です。 |
| (2) | ○(正しい) | SO2は毒性が中程度で、葉脈間不定形斑点・クロロシス・生育抑制・早期落葉がみられます。正しい記述です。 |
| (3) | ×(誤り) | PANの被害は葉の裏面の光沢化・青銅色化が特徴です。「葉脈間不定形斑点・落葉」は誤りです。 |
| (4) | ○(正しい) | NO2は毒性が中程度で、葉脈間の白色・褐色の不定形斑点がみられます。正しい記述です。 |
| (5) | ○(正しい) | ふっ化水素は毒性が比較的強く、葉の先端・周縁枯死・クロロシス・落葉がみられます。正しい記述です。 |
PAN(パーオキシアセチルナイトレート)による植物被害は、葉の裏面の光沢化(銀化)・青銅色化が特徴です。選択肢(3)は「葉脈間不定形斑点、落葉」とSO2などの症状にすり替えている点が誤りです。物質ごとの症状の対応を取り違えないようにします。
PAN(パーオキシアセチルナイトレート)による植物被害の特徴は?
葉の裏面の光沢化(銀化)・青銅色化です。「葉脈間不定形斑点・落葉」はSO2などの症状で、PANには当てはまりません。
ふっ化水素による植物被害の特徴は?
毒性が比較的強く、葉の先端・周縁の枯死やクロロシス・落葉がみられます。SO2は葉脈間の不定形斑点・早期落葉が特徴です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月