公害防止管理者 独学ノート

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令和7年度 公害防止管理者 大気有害物質特論 問2を解説|製品と有害物質の組合せ

令和7年度 大気有害物質特論 問2は、製品と、それに含まれる又は製造過程で発生する有害物質の組合せに関する問題です。誤っているものを選びます。

この問題のポイント

ガラス繊維や過りん酸石灰のようにふっ素系の原料を扱う製品からはふっ素化合物が、リサージ(一酸化鉛)のような鉛製品からは鉛が出てくる、という製品と有害物質のひもづけが問われています。分かれ目は、活性炭を水蒸気で賦活(活性化)する工程で何が問題になるかです。水蒸気活性化法は高温の水蒸気で炭素表面に細孔を作る方法なので、塩素のようなハロゲンが発生する仕組みとは結びつきません。製品とそこから出る物質の化学的なつながりが自然かどうかで判断します。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)(誤っている記述)

各選択肢の正誤

選択肢正誤解説
(1)○(正しい)ガラス繊維の製造ではふっ素系の原料に由来してふっ化けい素が発生し得る、という妥当な組合せです。
(2)○(正しい)りん鉱石を原料とする過りん酸石灰の製造では、ふっ素分からヘキサフルオロけい酸が生じ得る妥当な組合せです。
(3)×(誤り)活性炭の水蒸気活性化法塩素の組合せが不自然です。高温水蒸気で賦活する工程は塩素が発生する仕組みとは結びつきません。
(4)○(正しい)クロロホルムは塩素を含む有機化合物で、分解・燃焼などで塩化水素を生じ得る妥当な組合せです。
(5)○(正しい)リサージ(一酸化鉛)は鉛の化合物で、鉛が関わる妥当な組合せです。

選択肢(3)のポイント(ここが誤り)

活性炭の水蒸気活性化法(水蒸気賦活)は、炭化させた原料に高温の水蒸気を作用させて表面に無数の細孔をつくり、吸着能力を高める方法です。働くのは水蒸気と炭素であって、ここから塩素が発生するという結びつきは化学的に自然ではありません。他の選択肢が「ふっ素原料→ふっ素化合物」「塩素を含む有機物→塩化水素」「鉛化合物→鉛」と原料・組成から素直にたどれるのに対し、この組合せだけ製品と有害物質のつながりが切れている点が誤りです。

覚え方

  • 組合せ問題は原料・組成から素直にたどれるかで判定。
  • ふっ素原料(ガラス繊維・過りん酸石灰)→ふっ素化合物。
  • 水蒸気活性化法は水蒸気と炭素の反応。塩素とは無関係。

理解度チェック

Q.

活性炭の水蒸気活性化法は、何を使って細孔をつくる方法?

高温の水蒸気です。炭化した原料に水蒸気を作用させて表面に細孔をつくり、吸着能力を高めます。塩素の発生とは結びつきません。

Q.

クロロホルムから生じ得る有害物質として妥当なのは?

塩化水素です。クロロホルムは塩素を含む有機化合物なので、分解や燃焼で塩化水素を生じ得ます。

この問題に関連する用語解説

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和7年度 公害防止管理者等国家試験 大気有害物質特論 問題・正解」(公式PDF

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