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鉛とその化合物とは(リサージ・有機鉛・神経への毒性)

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リサージって何だっけ、有機鉛と無機鉛は何が違うの?で迷いませんか。リサージ=一酸化鉛、有機鉛=神経毒性が強い、で整理します。

この記事の要点

鉛(Pb)は、やわらかく融点の低い、有害な重金属です。

  • リサージ=一酸化鉛(PbO)。鉛蓄電池・鉛ガラス・はんだ・顔料などに使われる
  • 無機鉛有機鉛があり、有機鉛(テトラエチル鉛)は神経毒性が強い
  • 鉛中毒は神経系・造血系(貧血)に影響し、体内に蓄積する

鉛は古くから使われてきた身近な金属ですが、毒性があり、大気・水質の有害物質として規制されています。

性質と用途

鉛は青白色〜灰色の重い金属で、やわらかく加工しやすく、融点が低いのが特徴です。この扱いやすさから、さまざまな製品に使われてきました。

  • リサージ(一酸化鉛、PbO)……鉛ガラスや顔料などの原料
  • 鉛蓄電池……自動車のバッテリーなど
  • はんだ、鉛ガラス(クリスタルガラス)、顔料 など

無機鉛と有機鉛

鉛の化合物は、無機鉛と有機鉛に分けられます。

有機鉛の代表がテトラエチル鉛で、かつてはガソリンのアンチノック剤(有鉛ガソリン)として使われていました。有機鉛は脂に溶けやすく、神経毒性が強いのが特徴です。現在はガソリンの無鉛化が進められています。

無機鉛 と 有機鉛 無機鉛 金属鉛・一酸化鉛 (リサージ)など 有機鉛 テトラエチル鉛 神経毒性が強い

有機鉛(テトラエチル鉛)は脂に溶けやすく、神経毒性が強い。

健康影響(鉛中毒)

鉛は体内に取り込まれると排出されにくく、蓄積します。鉛中毒は、神経系造血系(貧血)に影響します。とくに有機鉛は神経毒性が強い点に注意が必要です。

大気有害物質特論での問われ方

鉛は、大気有害物質特論で、製品と有害物質の組合せなどとして問われます。

令和7年度の大気有害物質特論(問2)では、製品と有害物質の組合せが問われ、「リサージ=鉛」は正しい組合せでした。リサージは一酸化鉛(PbO)で、鉛の化合物です。鉛は無機鉛・有機鉛の区別や、リサージなどの化合物名で問われます。

混同しやすい用語

無機鉛 と 有機鉛

毒性の出方が違います。

無機鉛は金属鉛や一酸化鉛(リサージ)など、有機鉛はテトラエチル鉛などで、脂に溶けやすく神経毒性が強いのが特徴です。

水銀でも有機水銀の毒性が強いのと同じく、「有機の方が神経への毒性が強い」と覚えると整理できます。

まちがえやすいポイント

リサージが何か、有機鉛と無機鉛の毒性の違いが狙われます。

リサージは一酸化鉛(PbO)で、鉛の化合物です。有機鉛(テトラエチル鉛)は神経毒性が強く、かつて有鉛ガソリンに使われた、もあわせて押さえます。

理解度チェック

Q.

リサージとは、何という化合物か。

答え:一酸化鉛(PbO)

鉛の化合物で、鉛ガラスや顔料などの原料に使われます。

Q.

有機鉛と無機鉛では、どちらが神経毒性が強いか。

答え:有機鉛(テトラエチル鉛など)

脂に溶けやすく、神経への毒性が強いのが特徴です。かつて有鉛ガソリンに使われました。

まとめ

鉛は、やわらかく融点の低い有害重金属です。

リサージ(一酸化鉛)や鉛蓄電池などに使われ、有機鉛(テトラエチル鉛)は神経毒性が強いのが特徴です。鉛中毒は神経系・造血系に影響し、体内に蓄積します。

「リサージ=一酸化鉛」「有機鉛は神経毒性が強い」を押さえておきます。

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参考

  • 鉛及びその化合物(リサージ=一酸化鉛PbO、無機鉛・有機鉛、テトラエチル鉛=かつてのガソリンアンチノック剤・神経毒性、鉛中毒は神経系・造血系に影響)
  • 一般社団法人 産業環境管理協会 公害防止管理者等国家試験 大気有害物質特論 出題範囲・公式正答(令和7年度 問2 ほか)
公害防止管理者 独学ノート 編集部

この記事を書いた人

公害防止管理者 独学ノート 編集部

公害防止管理者試験の用語・法令・計算を、環境省の告示や過去問に照らして、独学者の目線で整理しています。

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