公害防止管理者 独学ノート

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令和5年度 公害防止管理者 大気特論 問2を解説|燃料の硫黄分上限値

令和5年度 大気特論 問2は、各種燃料に含まれる硫黄分の上限値に関する問題です。JISで規定された硫黄分(質量%)の上限値が最も小さいものを選びます。

この問題のポイント

燃料中の硫黄分は、燃やすと硫黄酸化物(SOx)となって大気汚染の原因になるため、JISで燃料ごとに上限値が定められています。一般に、より精製度が高く清浄さが求められる燃料ほど硫黄分の上限は厳しく(小さく)設定されます。選択肢には灯油・軽油・液化石油ガスが並びますが、分かれ目は灯油や液化石油ガスより、用途上さらに低硫黄が求められる燃料はどれかという大小比較です。最も精製度が高く硫黄分上限が厳しい号の軽油が答えになります。

※ 問題文そのものは、産業環境管理協会が公開している公式サイトで確認できます。

正解:選択肢(3)

各選択肢の正誤

選択肢燃料読み解き
(1)1号灯油家庭用などに使われる清浄な灯油ですが、上限値はこの問題の最小ではありません。
(2)2号灯油1号灯油より用途が広く、硫黄分上限は最小ではありません。
(3)1号軽油正解。選択肢の中で硫黄分上限値が最も小さく設定されている燃料です。
(4)1種液化石油ガスプロパン主体のLPガスで、上限値は最小ではありません。
(5)2種液化石油ガスブタン分を含むLPガスで、こちらも最小ではありません。

選択肢(3)のポイント(ここが正解)

軽油はディーゼル機関の燃料で、排ガス規制との関係から硫黄分の上限が非常に厳しく定められています。とくに1号軽油は選択肢に挙がった燃料の中で硫黄分上限値が最も小さく、これが正解になります。灯油や液化石油ガスも清浄な燃料ですが、軽油ほど低硫黄が求められているわけではありません。「灯油=きれいだから一番小さいはず」と思い込むと取り違えやすい点に注意します。

覚え方

  • 硫黄分の上限がいちばん厳しいのは軽油(号別の低硫黄品)
  • 硫黄分は燃やすとSOxになる→精製度の高い燃料ほど上限が小さい。
  • 灯油=清浄でも、軽油の低硫黄規定の方が厳しいと覚える。

理解度チェック

Q.

燃料中の硫黄分を燃やすと、何という大気汚染物質になりますか?

硫黄酸化物(SOx)です。SO2などが生成し、大気汚染や酸性雨の原因になるため、燃料の硫黄分はJISで上限が定められています。

Q.

この問題で硫黄分上限値が最も小さい燃料はどれでしたか?

選択肢(3)の1号軽油です。ディーゼル排ガス対策の観点から、軽油は低硫黄の規定が厳しく設定されています。

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出典

  • 一般社団法人 産業環境管理協会「令和5年度 公害防止管理者等国家試験 大気特論 問題・正解」(公式PDF

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